CARE
お手入れ方法
使用前
使う前には必ずウォーミングアップをしてください。
傘を開く時にはネームバンドが絡まないように注意し、2~3回軽く振って生地をほぐしてから開くようにしましょう。
折りたたみ傘は中棒を完全に引き出してから、開くようにしましょう。
傘が壊れたまま使用しないでください。
壊れた状態で使用し続けると、他の部分にも負担がかかり、さらに壊れてしまう可能性があります。
傘は回さないでください。
開いた傘を手元でクルクル回すとロクロや手元に遠心力がかかり大きな負担になります。傘がガタつく原因となります。
杖代わりに使わないでください。
杖代わりに使うと傘全体や特に中棒に大きな負担がかかり、まがる原因になります。
クリーム類がついた手で使用しないでください。
ハンドクリームや日焼け止めクリームを使用した手で手元や生地にさわると、色落ちの原因になることがありますので、ご注意ください。
強風時、集中豪雨、局地的な雨の時の使用は避けてください。
強風時、また、異常気象による豪雨時に使用すると骨が折れ、思わぬ怪我や傘が破損する可能性があります。このような時は、雨傘であっても使用しないこと。手に持って傘があおられる時には使用しないでください。
純パラソル、晴雨兼用日傘は適した天候で使い分けてください。
たとえ、小雨だからといって純パラソルを雨天時に使用しないでください。
また、晴雨兼用日傘も朝から降っている雨や強い雨の時は使用しないようにしてください。
使用後
使用後の強い水切りは避けでください。
水切りの際に傘を強く振ると、骨やろくろ、生地に大きな負担がかかります。水切りはやさしく行ってください。
ぬれたままにしないでください。
雨傘をぬれたままにしたり、乾燥が不充分なまま収納すると、内側に湿気がたまりさびの原因(ひいてはさび汚れ)の原因になります。またバクテリアの繁殖でいやなにおいがしてくることもあります。使用後はタオルで雨水を軽く叩くように拭き取り、傘を広げて陰干ししてください。そうすれば白や明るい色の傘でも十分に美しさが保てます。
また、撥水が薄れたと感じた場合は撥水スプレー(※)をご使用ください。
使用後は必ず陰干ししてください。
濡れたまま放置したり、充分に乾燥せずに収納すると生地の変色、カビ、撥水機能の低下や骨の接合部分のさびの原因となります。使用後は必ず陰干しをして湿気を十分に取り除いて下さい。また、傘を干すときに直接太陽光線に当てると生地の色が褪せたり、繊維や表面加工を痛める原因となります。干す際には直射日光を避けるのも鉄則です。
たたむときは生地を強く締めつけないでください。
手で生地を絞めつけたり、こすったりすると、表面の撥水加工が取れてしまう恐れがありますので、ご注意ください。
傘は強く拭かないでください。
強く拭くと生地の表面加工が取れてしまうので注意してください。(軽く負担がかからないように注意しましょう)
傘立てにしまう際は必ずネームバンドを閉じてください。
露先が開いたままだと、他の傘と絡んで骨が折れたり生地が傷んだりする原因となります。横着せずにネームバンドは閉じてください。
保管する場合
暗いところで保管してください。
褪色(たいしょく…色がだんだんさめること)がないのが当たり前ですがやはり長い間の保管場所によって褪色することがあります。家の中で太陽光や蛍光灯などの光があたらない場所、乾燥した場所にしまってください。特にポリエステルはビニールやポリ袋に長期間で包んでおくと変色、色移りを起こすことがあります。包装紙やハトロン紙に包むのが一番良いようです。
日傘も同様です。
その他の注意
車内に放置しないでください。
傘を車の座席やトランクルームに放置すると骨のさびを招きやすくなります。また、夏場は高温になり、手元が変形したり、生地の色移りといったトラブルの原因にもなりますのでご注意ください。
洋傘もコーディネートしましょう。
梅雨時や長雨シーズンで雨の日が続き、陰干しをする間もなく同じ傘を連続して使用すると生地に水分が残り雨漏りしやすくなります。洋傘も服や靴と同じようにコーディネートによって使い分けるようにしましょう。
日傘
黒や濃色の日傘は色やけ、褪色にご注意ください。
日傘は過酷な太陽の下で使います。褪色(元の色が変色すること)が少ない染色を施していますが、紫外線の影響で色が薄くなってくるのはある程度仕方がないことです。傘を閉じたまま日光や蛍光灯の当たるところにおいておくと光が当たった部分だけが褪色することがあります。お気をつけください。
日傘の洗濯、クリーニング
基本的に水洗いは出来ません。なるべく汚れたその部分だけの汚れを取るようにします。
水で薄めた中性洗剤を含ませたスポンジや柔らかい布で、やさしく拭き取ってください。
洗剤を残さないようにきれいな水で同じくスポンジや柔らかい布でふき取ってください。
乾かす時は、直射日光は避けて陰干しをしてください。
晴雨兼用傘
晴雨兼用の防撥水している日傘
晴雨兼用傘の汚れは表面を軽く洗うくらいしかできません。普段からできるだけ手垢や油などがつか ないようお使いください。
晴雨兼用傘の撥水効果が薄れた場合
陰干しをして乾かした後、市販の撥水スプレーを生地から少し離してかけます(※)余り近くからかけますと、生地にしみが出来てしまいます。
また、撥水スプレーを使用する際は使用上の注意をお読みください。
保管される場合
保管場所は室内の照明が当たらない、暗い場所に包装紙やハトロン紙にくるんでしまいます。室内の明るさでも長時間放置すると褪色(たいしょく)色やけすることがあります。ビニール袋には絶対入れないでください。
撥水スプレーの使用方法
撥水スプレーは屋外で傘から30㎝ほど離して使用してください。
①縫い目に沿ってかける。
②折り目に沿ってかける。
③天上から全体にかける。
の順でスプレーをすると効果的です。その後、乾燥した風通しのよい場所に保管してください。